ピアノが弾けなくても大丈夫です
保育士というと、ピアノが弾けなければいけないと言われていますよね。
実際、保育の現場では子どもたちに歌を歌ってもらうことがあるので、演奏してあげることが必要になります。
でも実は、僕はピアノがすごく苦手なんです。
保育士になりたいからちゃんと練習しないと…と思って練習してみたのですが、不器用な性格のせいか本当に全然できず、どうしようと悩んでいました。
そんな時に、伴奏はギターでも良いということを知りました。
これ、意外と知らない方多いんじゃないでしょうか?
保育園に通っていた方のほとんどが、先生はピアノで伴奏を弾いて歌を歌っていたんじゃないかなと思います。
僕も保育園に通っていたころは、やはり先生はピアノ(オルガン)を弾いていました。
だから、絶対にピアノが弾けないとダメなんじゃないかと思っていたんです。
でもそうじゃなかったんですね。
ちなみに、アコーディオンでもOKなんだそうですよ。
ちなみに私はギターです
僕は高校の頃バンドに興味があって、一時期よくギターを弾いていました。
始めたきっかけは、当時好きなアーティストがいて、自分もこんなふうにカッコよく弾けるようになりたい!と思ったことです。
結構安易な理由なんですが、当時はその人のCDを買いあさって一日中聞くこともあったくらい、かなりハマっていました。
ギターは、アルバイトをしていたのでそのお金を貯めて安いやつを購入しました。
正確には覚えていませんが、4万円くらいのものだったと思います。
親には「バンドなんてやるの?」と言われてしまいましたが、どうしてもギターは買いたかったので、つい衝動的に買ってしまったんですね。
でも結局バンドは組むことなく、家で曲を聞きながら練習するだけになってしまいました。
自分が大好きだったアーティストですが、あまり有名な人ではなかったので、趣味の合う人がいなかったんです。
それ以上に、バンドをやりたいという友人が周りにいないというのもありました。
当時は、やっぱり無駄遣いしちゃったかな…とちょっと後悔していたのですが、その経験があったおかげで、童謡の伴奏を弾くくらいにはギターの技術が身についていたわけです。
この経験がまさか保育士の仕事に活かされるなんて思ってなかったので、まさにラッキーでしたね。
思い切ってギターを買ったというあの選択も間違いじゃなかったなと思いました。
そんな感じで、僕はいつも歌の時間にはギターを使って指導を行っています。
ピアノでは出せない味が出せて、結構良いんじゃないかなとか個人的には思っています。
もともと持っていたエレキギターではさすがにこういう場には向かないので、アコースティックギターを買ってそれを使っています。
ギターを弾く時に心掛けているのは、子どもたちができるだけ歌いやすい伴奏をするということです。
ピアノとはまた違うものですから、みんなが歌いやすいかどうかというのはしっかり意識しないと、自分が歌っていて気持ち良いかどうかという自己満足になってしまいます。
それでは意味がありませんから、子どもたちが歌いやすいように自分なりにちょっとアレンジしたり、気持ちを込めて弾くようにしたりしています。
伴奏が止まってしまったら子どもたちも気持ち良く歌うことはできませんから、心配な場合は入念に家で練習するようにしています。
弾いている側としては、間違えないように気をつけないと、と思いますが、子どもからしたら間違えないで弾けているのが当たり前ですからね。
その辺はしっかりとやらなきゃいけないなと思います。