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泥団子選手権

子どもたちが怪我しないよにと…

最近は、遊具が危険だっていって公園から撤去されてしまったところなんかがありますよね。

確かに子どもの安全を第一に考えた場合、けがをする恐れのある遊具っているのはない方が良いと考えるものかもしれませんが、どんどん子どもたちが遊べる場所がなくなってきてしまっているような気がして、なんだか僕としては寂しい気持ちです。

確かに、入院するほどの大けがを負ってしまったらそれは大変なことですが、子どもはけがをしながら成長していくものだと思っているので、できるだけ外で目いっぱい遊んでほしいなって思うんです。

思いっきり遊んでほしいなという気持ちから…

そういう流れで、泥んこ遊びなんかも、子どもの服が汚れるからあんまりやってほしくないとか、泥に変な菌がついているかもしれないから危険だとか考える方もいるみたいなんですよね。

そんなこと言っていたら子どもが外で楽しく遊べないじゃないか!って思うわけです。
だから僕は、外で子どもが遊ぶ時は、多少汚れても良いくらい思いっきり遊ばせてあげるようにしています。

この前は、子どもたちと一緒に泥団子選手権を開きました。
その名の通り、泥団子を作って、誰が一番きれいに作れるかを競うわけです。
すごく古典的な遊びですが、こういうシンプルなものがすごく楽しいんです。

子どもたちは顔に泥を付けながら一生懸命土を丸めて泥団子を作っていました。
いびつな形のものがあったり、全然うまく丸められなくて変な形になってしまったり、完成したのに落として壊してしまったり。

この小さな空間の中でいろんなことが起こっていて、それを見ているだけでも楽しかったです。

僕はこういうことについ力を入れてしまうタイプなので、頑張って丸めてできるだけきれいな形になるように作ってみました。
すると、なんとなく良い感じの形に。

それをみんなに見せてあげると、「先生すごい!」と言ってくれて注目してくれたので、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
でも、子どもたちを相手にこんな必死になってしまって大人げないことしちゃったかも、なんて少し反省しています…。
まあでもそれくらい楽しかったってことなんです。

みんなもいろんなかたちの泥団子を作っており、中には球体ではなくて四角っぽい形のものを作っている子もいました。

泥団子といえば球体って普通だったら思うものですが、こういうのを見ると、子どもの発想力って本当にすごいなーなんてちょっと感心してしまいます。
でき上った泥団子は外に飾っておきました。

もちろん保護者への配慮は忘れずに…!

終わった後はもちろんちゃんと手と顔を洗うようにみんなを誘導。
服は汚れても良いように上から布をかぶせていたので、それを脱がせるだけで大丈夫なようにしておきました。

服を洗濯するのは僕たちではなく保護者の方になりますから、あまり負担を掛けないように配慮が必要なのです。

こうやって子どもたちと遊んだ後は、外で遊ぶことって本当に大事だなって改めて感じます。
最近は家にこもってゲームばかりやっている子が増えたなんてよく言われますよね。

それは、いろんなゲームが出てきて家の中で遊べる環境が充実しているという理由もありますが、外で遊ぶことへの規制が多くなっていることも原因の一つなんじゃないかなと思います。

周りにはたくさんの危険も潜んでいるかもしれませんが、その分楽しい発見も多くあると思います。
子どもたちには、できるだけ外で遊ぶように、保護者の方からも声かけをしてほしいところですね。