昔と今を比べて見ると
最近は本当に物騒な世の中になったなぁと思いますし、いろいろと規制も厳しくなったなと感じます。
性犯罪や通り魔など事件も多発しており、子どもを外に歩かせるのは怖いと考える親御さんも多くいます。
小学校でも、下校するときは一人ではなく集団で帰ることを義務付けているところがあったり、子どもに防犯ブザーを持たせている方も多くなったりと、犯罪に対する意識も以前に比べて強くなったのではないかなと思います。
また、公園などで遊具を使って遊んだことでけがをしたといった事故をきっかけにして子どもを遊ぶ場が徐々に減っている傾向もあり、子どもは外でのびのびと遊べなくなって来ているような気がします。
とくに犯罪に関して言えば、児童ポルノ事件などが年々増えているということもあり、子を持つ親としては、自分の子どもを男性に世話してもらうというのは少し抵抗があるという方もいるようです。
これは保育士でも同じことです。
残念なことではありますが、やはり女性の保育士の方が信頼できるし、安心して子どもを任せられると考える傾向にあるようです。
これは直接誰かから聞いたというわけではないのですが、ネットを見ている時にそんなような記事を見かけました。
確かに僕のところでも前にそういったクレームはありましたが、自分の受け持っている子どもの親御さんの中に、そう感じている人が多くいるのかもしれないと思うとちょっと悲しいですよね。
難しい問題ではありますが
ただ、今では、これはもう仕方のないことなのかなと割り切るようにしています。
それよりも、こういった心配を抱えている方たちに対して、どこまで信頼を得られるかと言うところが大切ですよね。
信頼を得るというのは簡単なことではありません。
でもそれができないことには「やっぱり子どもを任せるなら女性の方が安心」という思いが拭い去れないままになってしまいます。
僕は、男性の保育士でも安心して任せられるんだってことをみんなに分かってほしいんです。
信頼を得るためには、たとえばお迎えに来た時にできるだけ積極的に話しかけるようにするとか、連絡ノートを書く時にもできるだけ良い印象を持ってもらえるような書き方をするとか、そういったちょっとした気配りが大切なんじゃないかと思います。
それから、見た目も結構大事だと思います。
髪がぼさぼさでボーっとしているような人間だと、やっぱり印象もよくありませんし、「この人大丈夫なのかな?」と思われてしまいます。
髪は短めにして清潔感を出し、しゃべる時もできるだけハキハキとしゃべるようにして爽やかそうな印象を持ってもらうことで、安心感を持ってもらえるはずです。
ただ、あまりそれを意識しすぎると逆に、「よく見られたいだけ」という悪い印象を与えてしまいかねませんのでその辺のさじ加減は難しいところです。
だから、まずは無理のない程度に自分ができるところからやっていくつもりです。
子どもを預ける時に、男性でも女性でも関係なく安心して預けられる、と思ってもらえるような環境づくりに努めたいと思います。