男性保育士は全体の3%に満たない少数派です。完全に女性の割合がほとんどを占める職業ですが、年々男性保育士は増える傾向にあります。
そんな男性保育士がいることがいることでメリットになることも多く、保育士不足の昨今、男性の保育士にも期待が高まっています。そこでここでは男性保育士ならではの強みや保育士求人について紹介します。
男性保育士ならではの強みとは

男性保育士だからといって、保育士の仕事内容に関して、大きな違いなどは基本ありません。しかし、男性保育士ならではの強みとして、期待されることについて見ていきましょう。
積極的な力作業への期待
男性保育士はやはり体力面への期待が持たれます。1年の行事においても、運動会や遠足などにおいて男性保育士の頑張りに期待
男児への対応の期待
男児の扱いが上手いのは同性の男性保育士の方でしょう。男性保育士は体を使っってダイナミックな遊びもできたり、お手洗いの時やトイレトレーニングなども同性どおしの方が適任でしょう。
防犯上の期待
保育所によっては、セキュリティー設備が充実していないところも多く、不審者の進入を許してしまう場合も少なくはありません。女性ばかりの職場は対外的に不安な部分があるでしょう。しかし1人でも男性がいることで保育所にとっても保護者にとっても心強存在です。
その他にも、異性の男性保育士がいることで働きやすさが変わったという話をよく耳にします。
男性保育士の影響力は女性社会の中において小さくは無いようです。
男性保育士が注意しなければならないポイント
一方、保育園は女性が中心の職場。男性保育士だからこそ抱える悩みや注意して働くべきポイントをあわせてご紹介いたします。
清潔感
男性はひげが伸びたり、顔が脂ぎってしまったりして見た目から不潔に見えてしまうことがあるので注意が必要です。着るものも、スーツと違ってスウェットやジャージ素材の動きやすい服装になるがゆえに、カジュアルすぎてだらしなく見えてしますことがあります。さらに、汗ジミができて黄ばんでいるものやしわしわの服装を着ていると
保護者への対応
保護者によっては男性保育士に威圧感を感じて怖がってしまうことがあります。また、男性ということで、子どもを預けことに抵抗があり心配になる場合があります。保護者に安心感と親近感を持ってもらうため、できるだけ優しくし接し、笑顔作りや声がけも女性保育士以上に大切なポイントかもしれません。
職場の人間関係
一番注意するべきことは人間関係でしょう。女性が多い職場なので、特定の女性保育士と仲良くしすぎるように見られては、あらぬ疑いをもたれたり、ちょっと触れただけでも「セクハラ」と取られたり、理不尽に思う事もあるかもしれません。細心注意をしながら、適度な距離感を取って人間関係を構築することが重要です。
男性保育士の求人

基本的に男性保育士だけを募集している求人はあまりないでしょう。男性も女性も同じように保育士求人を探せば問題はありません。
条件として、給料やお休みなど労働条件を指定して探しましょう。ただし、男性の場合キャリアを積みたいという方も少なくありません。主任クラスの募集やさらには園長クラスの条件に絞る方もいらっしゃいます。
男性の保育士給料は勤続5~6年くらいで例で年収370万円~390万円程度が一般的。他業種と比較すると低い方ですが、男女差でいえば少し男性の方が高めではあります。
他の女性保育士の皆さんからは何かと頼りにされることもあり、子どもを預かる側・預ける側の双方が安心できる環境を整える今後大事な役割を担っていく男性保育士にも注目してみてはいかがでしょうか。