共働きの家庭の増加で、保育園と幼稚園が一体になった「認定こども園」が全国的に増えてきています。「認定こども園」には保育園と幼稚園どちらの機能もあるため、家庭の状況によって移動する必要もありません。
このような背景から、保育士資格と同時に「幼稚園教諭免許」の資格を持っている人材が重宝されるようになりました。
これから保育士養成学校を選ぶのであれば、保育士資格と同時にこのような関連資格を取れる学校かをチェックしておきましょう。
認定こども園の種類で異なる必要資格
認定こども園の種類によっては、資格区分が2つに分かれています。
幼稚園型と保育園型の2種類になります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
幼稚園型の認定こども園
認可幼稚園に保育園の機能があとから追加されたのが幼稚園型の認定こども園です。
幼稚園型の認定こども園では、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方が必要なケースがほとんどです。3歳未満の子供を担当する場合、幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、取得していたほうが就職に有利と言えます。
保育園型の認定こども園
幼稚園型とは反対に、もともとの保育園に幼稚園の機能を追加したのが保育園型の認定こども園です。こちらも3歳未満の子供を担当する場合には幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、取得していると就職に有利です。
他にも認定こども園には幼保連携型、地方裁量型の種類がありますが、いずれにしても3歳以上の子供の担当になった場合には幼稚園教諭免許が求められます。
通いたい学校が決まったら
こうした認定こども園に就職するためには大学選びは慎重に行わなければなりません。大学で学んだことが直接仕事にも活かせるように最適な学校を探しましょう。
校風や雰囲気をチェック
せっかくのキャンパスライフですから、ストレスなく過ごせる雰囲気の学校を選びたいものです。
学校の雰囲気が自分に合っているかをチェックしましょう。
特に男性の場合は、男性でも通いやすいか、全体の雰囲気や校風を事前に調べておくことも大切です。
オープンキャンパスには積極的に参加して、直接自分の目で確かめておきましょう。
通学しやすいかをチェック
次に、養成学校の通学範囲をチェックします。思い通りの資格を取得できそうなのに、遠方にあっては通いにくいものです。
自宅と学校が離れている場合には、1人暮らしや引っ越しを検討する必要があるでしょう。
無理なく学生生活を送りたいなら、学生寮がおすすめです。
学生寮なら家具家電付きなので、生活に必要なものをイチから揃える必要がなく経済的。
しかも、寮父さんや寮母さんがバランスの整った食事を用意してくれるため、はじめての1人暮らしで自炊に自信がない男性にも向いています。
まとめ
需要が高まっている保育士の仕事ですが、資格や勉強してきたことによってその後のキャリア形成は大きく影響されます。
養成学校に行く目的が決まっている場合学校の選択は慎重に行う必要があります。大学の特徴や学生生活がし易くなる方法として学生寮なども紹介してきました。
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