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必要なスキル

保育士の専門学校や保育士課程の大学にて学ぶことになる社会福祉や子供の保険などの知識は、確かに実務を行う上でも必要になりますが、その他にも保育士には様々な資質も必要となります。
また、座学で学んだことはいくら知識があったとしても、実際に仕事へ活用できなければ意味がありません。

手先の器用さは重要?

実際に仕事で子供の面倒を見ることになると、座学で学んだことだけではスキル不足であることが分かると思います。
実務では、ピアノやオルガンを弾きながら子供達と一緒に音楽を楽しんだり、一緒に折り紙をしながら過ごしたり、その他にもレクリエーション用に何かを作ったりする必要もありますので、手先の器用さは保育士に不可欠な資質であると言えるでしょう。

保育士は細かい作業が非常に多い仕事ですので、手先が器用であればそれに越したことはありませんが、しかしこれは工夫次第では補てんすることも可能です。
絵やイラストを書くのが苦手ならばぬり絵を活用するのも良いですし、その分他のスキルで補ってあげられれば何ら問題はありません。
大切なのはできないことを放ったらかしにしておくことであり、何か工夫を加えて自分らしさを出した方法で子供たちの面倒を見られれば、それはマイナスではなくむしろプラスにもなり得ます。

したがって、保育士には手先が器用であることよりも、むしろ自分らしい工夫を凝らすことができる独創性や努力する精神が必要であると言えるのです。

保育士プラスアルファ

保育士の資格は人気が高いものの、業務が激しいため人手不足となる傾向にありますので、資格さえ持っていれば割と就職は簡単な業界ではあります。
しかし人件費を削減したいと思っている保育園経営者も少なくありませんので、給料はあまり良くはありません。
給料が悪ければ、その分この仕事をやりたいという人は少なくなりますので、こうして悪循環が生まれてしまっているのが現状なのです。

良い給料をもらって保育の仕事もしたいという場合には、保育士の資格のみではなく、ダブルライセンスを目指していくことをお勧めします。
一般的な保育園で保育の仕事をしている人は多く、また保育士の資格のみを持っている人もまた多いですが、中には保育士と看護師のダブルライセンスを持っている人や、保育士と保健士の2つを所持している人もいます。

こういった人材はできる仕事の幅も広がりますので、たいへん貴重な人材となるのです。
貴重だからこそ、給料も良くなりますので、保育士とプラスアルファの能力を持っているとなお良いでしょう。

保育士になることが最終目標である人と、保育士として活躍することを最終目標に設定している人では、仕事に差ができて当然です。
できることならば後者を目標にして勉強を進めていきたいものですね。