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給食の量が……

一般的な会社に勤めていると、昼食は会社にある社員食堂を利用するか、昼休みの時間を使って食堂へ行って済ませるか、もしくはお弁当を持参してオフィスで食べるということになると思いますが、幼稚園や保育園に勤めると、昼食時まで気を抜くことはできません。
子供達と一緒に昼食を食べながら、面倒を見ることになります。
それだけなら良いのですが、昼食の量に問題が出てきます。

女性からしてみれば出される給食の量が少ないかもしれませんが、男性からしてみると少し物足りない、微妙な量なのです。

子供達の監視

大人が思っている以上に子供達は大人をよく観察しているものです。
こちらが少し変な言葉遣いをすれば、すぐにその言葉にも興味を持ちますし、何かを手に持っていればすぐにその物に興味を示します。
知らないことに貪欲ですので、言葉は少し悪いですが、常に大人達を監視していると言えるのです。

そしてこれは給食を皆で食べている時も同様です。
お箸の持ち方や食べ方にも気をつけなければなりませんので、慣れない内は少し気疲れしてしまうかもしれません。

特に注意しなければならないことは、嫌いな食べ物が給食に出された時です。
普段子供達に「好き嫌いはせずに食べなければいけない」と教えている立場ですので、保育士が嫌いな物を残したらそれだけで指摘されることになります。
保育士は例え嫌いな物や苦手な物を給食に出されたとしても、しっかりと残さずに食べきる義務があるのです。

しかし、嫌いな物も使い方次第では教育に活用することもできます。
「私も頑張って食べるから、一緒に食べよう」と子供を励ましながら一緒に嫌いな物を克服するようにすれば、子供達の見本になることもできます。
心頭滅却と言いますが、まさに考え方次第で嫌いな物も得意分野に置き換えることができるのです。

給食の量が微妙…

お昼に出される給食の量は、男性からしてみればあまり多くはありません。
むしろ量が少なくて物足りなさを感じてしまう、という人が多いと思います。
少なければ量を増やして欲しいと頼めば、一応多くしてもらうことも可能ですし、他の保育士の方々にそれを相談すれば、少しずつ分けてもらえることでしょう。

しかし給食費は皆同じ分だけ支払っているわけですので、それでは少し申し訳ないのです。
お金を余分に支払えば解決するのかもしれませんが、それはそれで給食を作ってくれる方に気を使わしてしまうことにもつながりますので、やるせないのです。

とは言え、給食が足りないから自分だけ何かを買ってきて、お昼時に食べるようとすれば、子供達の監視がありますので不平や不満が出てしまい、面倒事のきっかけにもなりかねません。

こればかりは、なんとかごまかすしかないようです…。