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保育実習とは

資格も何も持たずに社会人で保育士を目指している人は、そもそも現職の仕事もこなさなければならないため、時間を作ることもできません。
保育実習は学生に与えられた特権なのです。
実習に参加できる方は、そのことをしっかりと受け止めましょう。

挫折も多い?

理想と現実は得てしてかけ離れているものです。
保育実習に行った人のほとんどが、この差を痛感することになります。
座学のように退屈な時間ではなく、楽しめる時間だと考えるのではなく、お子さんの命を預かる重要な仕事であるという自覚を持って臨むようにしてください。

実際に先生の体験をするのが実習の目的ですので、当然ながら子供の面倒を見ることだけを任せられるというわけではありません。
トイレ掃除を任せられることもありますし、親御さんへの応対をすることも必要となります。
それに加えて子供の面倒もしっかりと見なければならなければなりませんので、人によっては激務と感じる人もいます。

実習を通して現実の仕事を知ると、汚い仕事でもこなさなければなりませんし、また重大な責任のある仕事ですので、実習の時点で挫折する人が多いのも事実です。
現実を実際に目の当たりにして、そこで見たものを刺激と取るか自分には不可能と考えるかは人によって異なりますが、できればそこで経験させてもらったことは今後の糧であると考え、モチベーションの維持に繋げてください。

就職のチャンス

実習を受けることのメリットは、実際の現場から良い刺激を受けられるということの他にも、就職につながるという点が挙げられます。
就職する際には必ず面接を受けることになりますが、言葉で示せるやる気は勿論他の就活生も駆使してきますので自己アピールにつながりにくいです。

悪い言い方をすると、言葉で示せるやる気は、せいぜい人を騙せるかどうか程度の物であり、採用後に活躍してくれる根拠ではありませんので、採用する側からしてみれば信用に足らない不十分な情報なのです。
その点、実習をしている人ならば、その人がどの程度の気持ちで仕事に打ち込んでいるのかを行動から判断することができますので、やはり保育実習に来てくれた学生さんの方が、リスクを負うこと無く採用活動を進められます。
実習先が将来お世話になる場所になる可能性が非常に高いですので、実習に参加する際には、就職のことも視野に入れて真面目に取り組む必要があります。
中には実習の最中に就職を進めてくれる園もありますので、気を抜かずに取り組むようにしてください。

また、これを活用して就職先を探すという方法もあります。
実習に積極的に参加することで、自分を売り、就職先を探すということです。
採用側からしてみれば、やはり面接と履歴書だけでは良い人材かどうかは判断しかねるものですので、実習を活用して他の就活生と差を広げていくことをお勧めします。